思考の整理学 外山滋比古 筑摩書房。
このブログのタイトルになっている
「ひとつだけでは、多すぎる」という言葉に出会った本書。
具体的な整理方法についての言及は少ないのですが、
内なる思考をどういうふうにアウトプットまで繋げるかについて、
すっきりまとめられています。
自分自身のアイデアの蕾を大切にする姿勢はもちろん大切ですが、
他者のそのような部分も大事にしなければならない、
ということ学べました。
著者の教育者的な、優しい一面が文章から見て取れます。
220ページ程度の文庫本で気軽に読めるので、
仕事や人生において、やらなければならないことや考えなければならないことがたくさんある人に読んでほしい一冊です。
おしまい。