ひとつだけでは、多すぎる。

とあるゲイの備忘録。35歳。鹿児島在住。

自分を操る超集中力 メンタリストDaiGo かんき出版

「これが、メンタリズムです」のメンタリストDaiGoさんが書いた本です。
調べたら複数冊の書籍を書かれているんですね。
内容は、物事に集中するにはどうすればいいか、について、ウィルパワーという切り口で説明されています。僕が、この本を知ったのも先日Twitterにウィルパワーについてのツイートが流れてきて興味を持ったからです。
簡単に言うと、物事に集中するにはウィルパワーが必要だけど、ウィルパワーは、ちょっとした選択や先延ばしによってどんどん少なくなってしまうから、集中するためには、ウィルパワーを増やすか出来るだけ消費しないようにするべきで、そのための方法がいろいろと紹介されています。
目から鱗の内容がいくつかありました。例えば、感情の変化と集中力を関連付ける「エモーショナル・プランニング」や選択肢を出来るだけ減らして「バッチ処理化」することでウィルパワーの減少を抑えることなどです。
結構自分も他動的なところがあるから、集中力さえあればもっと濃い人生をおくることができるのになぁ、と思っていたので読んでよかったです。実践してみようっと。

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

 追記:Daigoじゃなくて、DaiGoなのね。

 

おしまい。

ジョコビッチの生まれ変わる食事 ノバク・ジョコビッチ 三五館

プロテニスプレイヤーのジョコビッチ選手の食事に対する考え方がまとめられた本です。

小麦粉(グルテン)のアレルギーが引き起こす様々な症状、肉体的さらには精神面、について書かれていて、小麦粉を摂らなければ、こんなに素晴らしい人生が、、、的な内容になっています。

この本を読んでいると、小麦アレルギーではないはずの僕ですが、グルテンフリー生活を試したくなってしまうのですが、始めて3日後にはラーメン(小麦のかたまり)を食べるという暴挙に出てしまい、失敗してしまいました。

でも、3日目は、なんだか身体の調子が良かった気がするんですよね。多分プラセボ効果だと思いますけど。

試してわかったことは、コンビニでご飯を買おうにも、梅干し、鮭、明太子のおにぎりくらいしか、グルテンフリーの食べ物ってないんですよね。和食のメニューを思い浮かべると、小麦粉を使わない料理も多い気がするのですが、既製品(外食)に小麦粉を含んでいないメニューはほとんどないようです。

いずれにせよ、小麦アレルギーの方の苦労を知りました。違うとは思うけどアレルギー検査でもしてみようかな、と思わせてくれる本でした。

巻末の方に、ジョコビッチの食事メニューやレシピも載っています。

 

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

 

 

 おしまい。

イカちゃんクマちゃん ② 三木よう子 角川書店

待ちに待った イカちゃんクマちゃんの2巻です。1月25日発売でした。

今回はイカちゃんの会社での活躍や挫折が描かれていたり、クマちゃんのほうとう屋が繁盛する話があったりと、二人(?)の仕事の話がいくつか入っています。
イカちゃんが海外出張するのですが、外国人とのコミュニケーションに苦心する様子や挫折後の頑張りは、自分が社会人1年目のころを思い出しました。

一番気に入った話は、イカちゃんが転勤するかもという話でのクマちゃんの反応でした。

 

 

イカちゃんクマちゃん(2)

イカちゃんクマちゃん(2)

 

 おしまい。

それからはスープのことばかり考えて暮らした 吉田篤弘 中公文庫

なんとなく、amazonをふらふらしていて見つけた本です。
タイトルに魅かれて購入しました。
主人公のオオリさんの日々の日常を描いたような作品でした。
感想は、僕の好みには合わなかった、といったところです。
恋愛小説でもなければ、何か人生訓のようなものを感じることもなければ、
というように、自分の心の琴線に触れるものがほとんどなかったです。
帯に書かれた本文の紹介が、
「あのね。恋人なんてものは、いざというとき、ぜんぜん役に立たないことがあるの。これは本当に。でも、おいしいスープの作り方を知っていると、どんなときでも同じようにおいしかった。これがわたしの見つけた本当の本当のこと。だから、何よりレシピに忠実に作ることが大切なんです」
とありますが、恋人を役に立つか立たないか、ということによって
評価・判断をしたことがない僕は、
この帯を見ただけで、正直全部を読み終わることができるかな、と不安になりました。
Amazonで買ったので、購入前は、レビューしか見れなかったんだよなぁ。。。
まぁ、なんだか、村上春樹の「風の声を聴け」を、大学一年生の時に、初めて読んだ時のような、
胸のあたりがもやもやする、言ってしまえば、後味の悪い、感じでした。
一方で、村上春樹は、年齢を重ねて、人生経験を積めば積むほど、
「あぁ、わかる気がする」という点が多々ある気がするので、
僕が、今回の「それからはスープのことばかり考えて暮らした」に出会うのが、
一寸、早かっただけかもしれないです。

 

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)

 

 

おしまい。

きっと、うまくいく( 3 idiots )

はじめてインド映画を見ました。
インド映画のイメージって、大勢の男女が歌ったり踊ったり、
なんとも騒がしいイメージしかなかったのですが、
この「きっと、うまくいく」という映画は、
友情、恋愛、お金、夢という、人生にとって重要なテーマによって、
構成されているとても密度が濃い映画でした。

映画の時間も3時間弱あるのですが、
退屈しないので、あっという間に過ぎていきます。

いろいろと印象に残るシーンはあるのですが、
「きっと、うまくいく」と和訳される、
「All is well」という言葉が、映画を見終わった後にも心に残ります。

現状への心配、将来への心配いろいろとありますが、
結局は、「きっと、うまくいく」ということ。

現状を楽しむことが、今を幸せにして、未来を明るくするという、
当たり前といえば当たり前なのに、これほど実行するのが難しいことも、
そうないですよね。

見ていて明るくなる映画でした。
おすすめです。

 

 

 


おしまい。