ひとつだけでは、多すぎる。

とあるゲイの備忘録。35歳。鹿児島在住。

親との付き合い方または子供との付き合い方。

先日、自分の課の課長と飲みに行きました。
とりとめもない話をしてだらだらとしていたうちの一つに、
娘が反抗期で最近あまりうまく行っていないと言う話題がありました。

自分自身、中学生の頃から高校生まで絶賛反抗期で、
父親とはほとんど会話をしていませんでした。
それで、高校3年生の春に父親は交通事故で他界したので、
結局、ほとんど父親との思い出はありません。
でも、高校を卒業し、大学生になり、さらに社会人になって、
精神的にも成長した後は、父親と全然会話しなかったこと、
全然かかわらなかったことを、とても後悔しました。
中学2年生の頃、一時的に不登校になった時には、とても心配して、
悩んでたよ、なんて母親から聞いた時には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

だから、僕は、子供がいくら反抗期であっても、
親が(ウザいくらい)積極的に関わるべきだと思います。
子供は、精神的に未熟だし、成長のプロセスとして反抗期や親離れが必要かもしれません。
でも、自分の子供が中学生、高校生の時代というのは、
たった6年間しかないし、高校を卒業したら、あっという間に社会に出てしまいます。
とても限られた時間を一緒に楽しく過ごすためにも、そして後悔しないためにも、
親の方から歩み寄るという寛容さが重要だと思います。

子供側も、思春期の頃は、親の干渉がウザいと思ったり、自分のことを分かってないとか、
それこそ、親の一挙手一投足が"なんとなく"気に入らないということが、
たくさんあって、自分に一切関わらないでほしいと思うかもしれません。
でも、自分のように親が突然いなくなった時の悲しみはとても大きいし、
大人になってから、親のありがたみを感じたとしても、
親とのコミュニケーションをしなかった、それこそ失われた時代は、戻って来ません。

けっきょく、僕が言いたいことは、
"対立するにも程がある"ということです。これはお互い、双方向です。
お互いが意固地になって、コミュニケーションをとらないなんて、
せっかく家族として生まれて来たのに、もったいないです。
親は、精神的に未熟な子供への寛容さを、
子供は、親の愛に対する歩み寄りをもって親子仲良くして欲しいなぁ、と思うのでした。

 

おしまい。

自分を操る超集中力 メンタリストDaiGo かんき出版

「これが、メンタリズムです」のメンタリストDaiGoさんが書いた本です。
調べたら複数冊の書籍を書かれているんですね。
内容は、物事に集中するにはどうすればいいか、について、ウィルパワーという切り口で説明されています。僕が、この本を知ったのも先日Twitterにウィルパワーについてのツイートが流れてきて興味を持ったからです。
簡単に言うと、物事に集中するにはウィルパワーが必要だけど、ウィルパワーは、ちょっとした選択や先延ばしによってどんどん少なくなってしまうから、集中するためには、ウィルパワーを増やすか出来るだけ消費しないようにするべきで、そのための方法がいろいろと紹介されています。
目から鱗の内容がいくつかありました。例えば、感情の変化と集中力を関連付ける「エモーショナル・プランニング」や選択肢を出来るだけ減らして「バッチ処理化」することでウィルパワーの減少を抑えることなどです。
結構自分も他動的なところがあるから、集中力さえあればもっと濃い人生をおくることができるのになぁ、と思っていたので読んでよかったです。実践してみようっと。

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

 追記:Daigoじゃなくて、DaiGoなのね。

 

おしまい。

ジョコビッチの生まれ変わる食事 ノバク・ジョコビッチ 三五館

プロテニスプレイヤーのジョコビッチ選手の食事に対する考え方がまとめられた本です。

小麦粉(グルテン)のアレルギーが引き起こす様々な症状、肉体的さらには精神面、について書かれていて、小麦粉を摂らなければ、こんなに素晴らしい人生が、、、的な内容になっています。

この本を読んでいると、小麦アレルギーではないはずの僕ですが、グルテンフリー生活を試したくなってしまうのですが、始めて3日後にはラーメン(小麦のかたまり)を食べるという暴挙に出てしまい、失敗してしまいました。

でも、3日目は、なんだか身体の調子が良かった気がするんですよね。多分プラセボ効果だと思いますけど。

試してわかったことは、コンビニでご飯を買おうにも、梅干し、鮭、明太子のおにぎりくらいしか、グルテンフリーの食べ物ってないんですよね。和食のメニューを思い浮かべると、小麦粉を使わない料理も多い気がするのですが、既製品(外食)に小麦粉を含んでいないメニューはほとんどないようです。

いずれにせよ、小麦アレルギーの方の苦労を知りました。違うとは思うけどアレルギー検査でもしてみようかな、と思わせてくれる本でした。

巻末の方に、ジョコビッチの食事メニューやレシピも載っています。

 

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

 

 

 おしまい。

イカちゃんクマちゃん ② 三木よう子 角川書店

待ちに待った イカちゃんクマちゃんの2巻です。1月25日発売でした。

今回はイカちゃんの会社での活躍や挫折が描かれていたり、クマちゃんのほうとう屋が繁盛する話があったりと、二人(?)の仕事の話がいくつか入っています。
イカちゃんが海外出張するのですが、外国人とのコミュニケーションに苦心する様子や挫折後の頑張りは、自分が社会人1年目のころを思い出しました。

一番気に入った話は、イカちゃんが転勤するかもという話でのクマちゃんの反応でした。

 

 

イカちゃんクマちゃん(2)

イカちゃんクマちゃん(2)

 

 おしまい。

それからはスープのことばかり考えて暮らした 吉田篤弘 中公文庫

なんとなく、amazonをふらふらしていて見つけた本です。
タイトルに魅かれて購入しました。
主人公のオオリさんの日々の日常を描いたような作品でした。
感想は、僕の好みには合わなかった、といったところです。
恋愛小説でもなければ、何か人生訓のようなものを感じることもなければ、
というように、自分の心の琴線に触れるものがほとんどなかったです。
帯に書かれた本文の紹介が、
「あのね。恋人なんてものは、いざというとき、ぜんぜん役に立たないことがあるの。これは本当に。でも、おいしいスープの作り方を知っていると、どんなときでも同じようにおいしかった。これがわたしの見つけた本当の本当のこと。だから、何よりレシピに忠実に作ることが大切なんです」
とありますが、恋人を役に立つか立たないか、ということによって
評価・判断をしたことがない僕は、
この帯を見ただけで、正直全部を読み終わることができるかな、と不安になりました。
Amazonで買ったので、購入前は、レビューしか見れなかったんだよなぁ。。。
まぁ、なんだか、村上春樹の「風の声を聴け」を、大学一年生の時に、初めて読んだ時のような、
胸のあたりがもやもやする、言ってしまえば、後味の悪い、感じでした。
一方で、村上春樹は、年齢を重ねて、人生経験を積めば積むほど、
「あぁ、わかる気がする」という点が多々ある気がするので、
僕が、今回の「それからはスープのことばかり考えて暮らした」に出会うのが、
一寸、早かっただけかもしれないです。

 

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)

 

 

おしまい。